8月3日「初呑み切り」でした
「初呑み切り」とは、夏期における貯蔵清酒等の品質及び安全性の確保の為に、毎年酒造組合の支部毎に国税局鑑定官室の先生方や、茨城県工業技術センターの先生方に、ご指導いただく行事の事です。
現在のお酒の状態を、確認していただきます。
稲葉酒造の所属している茨城県酒造組合の中の、新筑支部と鹿行支部、稲北支部の3支部合同主催でホテルグランド東雲で行ないました。
「初呑み切り」という語源は、冬から春先に出来上がったお酒をタンクに貯蔵しておいたものを、夏に呑み(タンクの出し口のこと)を切って、初めてお酒を出しお酒の貯蔵状態・品質を確かめることで、「初めて呑みを切る」ことから来ています。
先生方に利いていただき、好評を頂き今年も無事に終わりました。
この会は、他の酒蔵さんと半年ぶりにお会いできるのでいつも楽しみです。
また、「初呑み切り」が終わると、今年もそろそろ酒造りが始まるという緊張感を持てます。
今年の造りは10月頭からはじまりますが、残り少ない準備期間もしっかり気を引き締めて、いいお酒を造れるように努めていきたいです。