令和2年9月12日「洗い付け」を行い、今年度の醸造が始まりました
(今年度最初のお米を洗うことを、「洗い付け」といいます。)
今年は前年より2日早く、「洗い付け」を行いました。
夏蔵の大掃除と、設備や器具類の点検整備を細かく行い、いよいよ今年度の酒造期のスタートです。

今年はコロナ禍の影響で、大変な状況が続いている中ではありますが、
それを乗り越えていく為にも蔵人一丸となり、
培ってきた技術を最大限に発揮し一人一人が健康に十分注意をし、
酒造りを全うしていきたいと思います!

今年の一番最初は、長野県産美山錦 精米歩合55%です。
まずは麹をつくるためのお米を洗米します。
洗米は、お米が小さくなればなるほど割れやすく、
給水時間が早い為洗米と浸漬時間の見極めは大切です。
丁寧に洗い、秒単位で時間を変えます。
それは、今までに培われたデータを分析し、
お米の種類 精米歩合 お米の温度 水温 元々お米が持って
いる水分量を測定し、色々なファクターで変えていきます。
今年最初の洗米浸漬時間は、9分30秒で行いました。
途中も吸水を確認しながら秒単位で変えていきます。
麹は、狙った水分量にする事がとても大切です。

2013年まで手洗いで洗米をしていましたが、
2014年より、流水による気泡洗米に変え
より良い洗米を行なっています。
弊社の洗米は、全て筑波山の湧き水を使い
全量限定給水を行なっています。

9月13日には、蔵から蒸米の湯気が上がりました!

麹室に引き込み、水分を飛ばしてから種付けです。

醸造祈願祭に続き、洗い付けの行事は、
酒造技術の向上を目指そうと気を引き締めてくれる、
稲葉酒造の大切な伝統行事です。
今年も皆様の美味しいと飲んでいただけるお酒を醸し出せるように、
蔵人一同、挑戦していきます。